ロシアサッカー連合(RFU)が欧州サッカー連盟(UEFA)からアジアサッカー連盟(AFC)に転籍する決議が30日に行われることになった。
ウクライナ侵攻を受けてUEFAはロシアの国際大会への参加を全面的に禁止。この措置に対してロシア側はAFCに移籍して同連盟管轄の大会から国際舞台に復帰する算段を立てている。
AFCへの移籍を最終決定する実行委員会の開催が2度延期される中、30日に結論を出す見込みとなった。
同国メディア「チャンピオナット」は「RFUの実行委員会が12月30日に開催される。オンラインで開催される会議では、RFUのアジアへの移籍の問題が議論される」と報じた。
ロシアは2026年北中米W杯への出場を目指しており、アジア予選に参加するためには年内に転籍手続きに関する書類を提出しなければならない。ギリギリのタイミングだが30日に転籍を決定すればその後はスムーズにAFC入りが決まるとの楽観論がロシアでは広がっており、同メディアは「ロシアチームは2026年のW杯予選に出場できるようになる」と強気な見解を示した。
アジアではロシアが圧倒的な力を見せてW杯出場権を得られるとのムードも広がっている。同国メディア「メタレーティング」はロシアの名指導者として知られるドミトリー・コムカ氏のコメントを報道。「我々は国際大会への参加を奪われており、AFCが我々を受け入れれば若手選手は国際的な経験を積む機会を得る。高いレベルではないが」と欧州と比べてアジアのレベルが低いと言及しており、AFC入りを望んでいる。
ロシアが森保ジャパンの脅威となるのか。その動向に注目が集まる。
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