理化学研究所などの研究チームは、新型コロナウイルスの陽性判定を9分以内にできる、全自動装置を開発したと発表した。
理化学研究所・渡辺力也研究員「PCR検査と比較すると、大体同等かそれ以上。抗原検査と比べると1万倍程度、感度が高い。新しい変異株ができてきたとしても、すぐに対応し、検出系を作ることができる」
理化学研究所などの研究チームが開発した全自動装置は、新型コロナウイルスの陽性判定や変異株の検出を、9分以内で行うことができるという。
この装置には、研究チームが2021年に開発した新たな検出方法「SATORI法」が使われていて、PCR検査と比べて大幅に時間が短縮される。
また、1回の検査にかかる費用は200円程度で、コストダウンに成功したという。
研究チームは、早ければ2022年度内の実用化を目指していて、将来、がんなどの基礎疾患の判定にも応用できるようにしたいとしている。
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