アサヒビールは25日、「スーパードライ」など缶ビールの大半の価格を10月1日出荷分から引き下げると発表した。
同月の酒税改正でビールが減税されることを反映する。一方、増税となる「第三のビール」や、物流費高騰などの影響を受けている輸入ワインなどは値上げする。
10月の酒税改正で、ビールの350ミリリットル当たりの税額は6円65銭下がる。スーパードライ(350ミリリットル)の店頭価格は現在の231円前後から減税額と同程度下がる公算が大きい。
缶ビールでも特殊な容器を使用している「スーパードライ生ジョッキ缶」は、製造コストの増加で値上がりする可能性がある。業務用ビールの価格は、瓶の回収費用などが減税額を上回るため上がる見通しだ。発泡酒や焼酎もコスト増などを受け、値上げする。
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