感染症対策の司令塔「危機管理統括庁」　今秋設置へ　法案を閣議決定

　政府は7日、新たな感染症対応の司令塔となる「内閣感染症危機管理統括庁」を内閣官房に置く内閣法改正案を閣議決定した。新型コロナウイルス対応の教訓をふまえ初動の迅速化を図り、今秋の設置を目指す。

　統括庁は内閣官房副長官をトップに、平時は38人の専従職員が政府の行動計画を作り、様々な行政機関が一体で動けるよう備える。対応が必要な感染症が発生した場合、職員を101人に増やす。追って参加する職員はあらかじめ省庁ごとに指名され、発生時を想定した訓練をしておく。