中国 江沢民・元国家主席(96)が死去 中国国営メディアが伝える

中国の江沢民・元国家主席が30日死去したと、国営メディアが伝えました。96歳でした。

国営の中国中央テレビによりますと、江沢民・元国家主席は30日、白血病などのため上海で死去しました。96歳でした。ここ数年、たびたび 体調の悪化が伝えられてきた江沢民氏。19年10月に行われた建国70年を祝う軍事パレードでは両脇を支えられながら天安門に登壇する姿が確認されていて、公の場に姿を現したのはこれが最後となりました。江沢民氏は『改革開放』を打ち出した鄧小平氏の路線を引き継いで1993年、国家主席に就任し、退任するまでの10年間、強力な指導者として中国が経済大国となる基礎を築きました。

日本との関係では、1998年に中国の国家元首として初めて来日し、友好協力を謳った『日中共同宣言』を発表しましたが、一方で、日本の歴史認識を 厳しく非難したことでも知られています。退任後も長老として一定の影響力を維持していましたが、習近平体制になってからは、『江沢民派』とされる幹部たちが次々と政治腐敗撲滅キャンペーンの標的となり、急速に影響力を失っていました。

直近では2022年6月21日に 国営メディアで動静が 伝えられましたが、 10月に行われた 中国共産党党大会には姿を 見せませんでした。

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