河野太郎大臣 「マイナ保険証」に触れた岸田文雄首相の発言に補足「何かのまれな事情で…」

 自民党の河野太郎デジタル相が25日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演。前日24日に行われた衆議院予算委で、岸田文雄首相が現行の健康保険証を原則廃止し、代わりにマイナンバーカードを使う「マイナ保険証」に触れた発言に補足した。

 河野大臣は13日、現行の健康保険証を2024年秋に廃止してマイナンバーカードを代わりに使う「マイナ保険証」に切り替えると発表。カードと運転免許証の一体化も24年度末としていた実施時期の前倒しを検討すると発表した。

 スタジオで河野大臣は保険証廃止はカード取得の事実上の義務化となることで「まずシステムが2つ並列になれば、その分余計にコストがかかる。一つのシステムでやれるというのがコスト面からも効果面からもいい」と説明した。

 だが、前日24日の衆議院予算委で岸田首相がカードを持たない人については「資格証明書ではない制度を用意いたします」と発言しており、平石直之アナウンサーは「じゃあ(マイナ保険証を)持たなくていいわけ?っていう、2つの制度を並列させるようにも聞こえた」と矛盾を指摘した。

 河野大臣は「総理がおっしゃっているのは例外的に、例えばマイナンバーカードをなくしてしまいましたと。じゃあその間は10割負担しなきゃいけないのかというと、そんなことはないよねと。保険料をちゃんと払ってもらってるんだったらば、そこの間の対応は考えないといけないとか。何かのまれな事情でマイナンバーカードが今手元にない方も、ちゃんと医療は皆保険で受けられますよと」と紛失などの稀な状況に対応するための話だとした。

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