【菊花賞】ラスト1冠はアスクビクターモア!! ダービー3着馬がレコードで意地見せた

 クラシック3冠最終戦はアスクビクターモア(牡=田村)が制し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は3分2秒4のレコード。直線手前で先頭に立つ強気のレースで、ゴール前のボルドグフーシュの猛追をしのぎ切った。

 皐月賞馬ジオグリフ、日本ダービーを制したドウデュース、皐月賞とダービーでともに2着だったイクイノックスは出走せず。1957年以来、65年ぶりに春2冠の連対馬が不在の一戦で、ダービー3着馬が大輪を咲かせた。

 アスクビクターモアは父ディープインパクト、母カルティカ(母の父レインボウクエスト)の血統で、通算9戦4勝。JRA重賞は弥生賞ディープインパクト記念に続く2勝目となった。

 騎乗した田辺は16年安田記念以来となる、JRA・G1通算3勝目で、菊花賞は初制覇。田村師は16年NHKマイルカップ以来のG1通算3勝目で、菊花賞は初制覇となった。

 ▽菊花賞 英国のセントレジャーに範を取って、1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」の名称で創設された。出走は3歳の牡馬と牝馬に限られ、セン馬は出走できない。クラシック3冠の最終戦で「皐月賞は最も速い馬、ダービーは最も運がある馬、菊花賞は最も強い馬が勝つ」と言われる。今年は京都がスタンド改修工事中のため、昨年に続いて2年連続で阪神開催だった。

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