【凱旋門賞】5歳牝馬アルピニスタが快勝、日本勢はタイトルホルダーの11着が最先着

 「凱旋門賞・仏G1」(2日、パリロンシャン)

 またしても世界の壁にはね返された。過去最多の4頭を送り出した日本勢だったが、今年も悲願が実ることはなかった。日本が誇るスターホースたちの力をもってしても、栄光をつかむことはできなかった。勝ったのは英国の5歳牝馬アルピニスタ。G1・6連勝で頂点に上り詰めた。2着は3歳馬のヴァデニ、3着には昨年の覇者トルカータータッソが入った。

 レース直前に降りだした大雨が作り出したどろんこ馬場。日の丸印の4頭がなすすべもなく敗れ去った。総大将タイトルホルダーは天皇賞・春、宝塚記念を連勝して臨んだ。好スタートから果敢にハナを奪って逃げたが、最後の直線で馬群にのまれて11着に敗れた。

 10度目の挑戦だった武豊騎乗のダービー馬ドウデュースも、見せ場なく19着に完敗。昨年に続く2年連続参戦のディープボンドは18着、海外重賞2勝のステイフーリッシュもあえなく14着に敗退した。残念ながら日本競馬界の悲願は来年以降に持ち越されたが、これで終わったわけではない。挑戦はまだまだ続く。

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