東京都の新たな感染者3万1878人で過去最多

 小池都知事は新型コロナウイルス感染症モニタリング会議後の会見で、21日の新規感染者数について3万1878人だと明らかにした。これまでの最多は今年2月2日の2万1562人で、3万人を超えるのは初めてとなる。また、先週木曜日(1万6662人)からは1万5216人増えた。

 きょう時点の重症者用の病床使用率は、きのうから1.5ポイント上がって16.0%、全体の病床使用率は0.7ポイント上がって44.2%となっている。

 都は、きょう新型コロナのモニタリング会議で「医療提供体制がひっ迫している」として、4段階で示される警戒レベルを最も深刻なレベルに引き上げた。最も高いレベルになるのは、3月17日以来となる。

 専門家は7月に入ってから検査の陽性率が急速に上昇していて、都民の100人に1人が陽性者として療養をしている状況であると分析している。また、感染状況の警戒レベルについては、先週すでに最も高いレベルに引き上げられており、「基本的な感染防止対策を今一度再点検し、徹底する必要がある」と警鐘を鳴らした。

 小池都知事は医療提供体制をさらに強化するとしていて、都民に対してワクチン接種や換気の励行など感染防止対策の徹底を呼びかけた。

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