ロシアのペスコフ大統領報道官は6日、日本がロシアに対して「非友好的」な立場を取っており、貿易・経済・エネルギー分野での関係発展の助けにならないと述べた。
ペスコフ報道官は、ロシア産石油の価格上限を現行水準の「半分程度」に設定するとした岸田文雄首相の発言について質問を受け、日本はロシアに対して「非常に非友好的」な立場を取っているとコメントした。
岸田首相が3日の街頭演説で語った内容が報じられ、翌日からロシア側が反応している。5日には、メドベージェフ前大統領が、実行されれば市場に出回る原油が減って価格が大幅に跳ね上がる可能性があると指摘、日本が極東ロシアの天然ガス開発事業「サハリン2」に参加できなくなると述べていた。
ペスコフ氏は「われわれは昨日、岸田氏の提案について議論し、これはあくまで発表されたイニシアチブであり、統合的な決定がなされたわけではないとの見解を示している」とし「率直に言って、そのような決定を下すことができるのかは疑問だ」と述べた
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