ロシア国防省は20日夜、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所を完全制圧したと発表した。セルゲイ・ショイグ国防相がプーチン大統領に対し、「製鉄所とマリウポリをウクライナの兵士から完全に『解放』した」と報告し、製鉄所の制圧作戦の終了も伝えたという。
また、露国防省は発表で、製鉄所から「投降」したウクライナの兵士は2439人になったと指摘。敷地内で籠城を続けてきたウクライナの内務省系の武装組織「アゾフ大隊」の幹部を特殊装甲車で連れ出したと説明した。
ウクライナ国営通信によると、これに先立ち、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、製鉄所からのウクライナ兵の退避が近く完了するとの見通しを示していた。
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