JR九州は8日、豪華寝台列車「ななつ星in九州」を初めて改装し、10月から運行すると発表した。客室を減らして生んだスペースなどに茶室やバーラウンジを整備。新型コロナウイルスの影響で旅行客の低迷が続く中、より付加価値を高めた旅を提供する。
ななつ星は2013年10月から運行を開始し、利用者は延べ約1万7千人に上る。運行10年目の節目に合わせて7両のうち2両を改装し、茶室やバーラウンジのほか、ゆっくりくつろげるサロン、九州各地の工芸品を並べたギャラリーショップを新設する。客室と最大定員は14室30人から10室20人に減らし、利用者にきめ細かく対応する。
コースも変更し、3泊4日の行程は霧島コースと雲仙コースを用意。1泊2日コースは、長崎を除く九州6県を周遊する。地元食材を使った料理も一新する。
ペア利用での1人当たりの料金は3泊4日コースが115万~170万円、1泊2日コースが65万~90万円。現在の料金よりも数十万円高額になる。今月15日から5月13日まで専用ホームページなどで販売する。
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