平手打ち事件のウィル・スミス、映画芸術科学アカデミーの会員を辞任

現地時間3月27日(日)に開催された第94回アカデミー賞授賞式でクリス・ロックを舞台上で平手打ちする事件を起こしたウィル・スミス。現地時間4月1日(金)に代理人を通じて雑誌『ピープル』に声明を発表した。

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「私はアカデミーの懲戒聴聞会の通知に直接応じました。また私の行為に対するあらゆる結果を完全に受け入れるつもりです。第94回アカデミー賞授賞式での私の行動は人々に衝撃を与え、痛みを伴う許し難いものでした。私が傷つけた人のリストは長く、そこにはクリス、彼の家族、私の親しい友人や愛する人たち、会場にいたすべての人たち、世界中の観客が含まれています。私はアカデミーの信頼を裏切ったのです」。

彼はこう続けている。「私は他の候補者や受賞者から、彼らの類まれなる仕事が称えられ祝福される機会を奪ってしまいました。私は悲しみに打ちひしがれています。私はその功績が注目されるべき人たちに再び目が向けられるようにし、アカデミーが映画における創造性と芸術性を支援するための素晴らしい仕事に戻れるようにしたいのです」「ですから私は映画芸術科学アカデミーの会員を辞任します。理事会が適切と考える、さらなる処分を受け入れるつもりです」。

ウィルの声明を受けてアカデミーのデヴィッド・ルービン会長も声明を発表、ウィルの辞意を受け入れたこと、ウィルが即時辞任したことを明らかにした。その上で「我々は4月18日に予定されている次の理事会に先立ち、アカデミーの行動規範に違反したスミス氏に対する懲戒手続きを進めている」とも。今回ウィルは主演男優賞を受賞しているがその賞はどうするのかを含め、アカデミーがどのような処分を下すのか、注目が集まっている。

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