ロシア軍、極超音速ミサイルを発射 実戦で初使用か

ロシア軍が先週、ウクライナで極超音速ミサイルを使ったことが確認された。実戦での使用は初めてとみられる。

米当局者らがCNNに語ったところによると、米国は同ミサイルの発射をリアルタイムで追跡していた。実戦で試し、欧米にロシアの戦力を誇示することを目指した可能性が高いという。

ロシア国防省は19日、前日に極超音速ミサイル「キンジャル」でウクライナ西部デリアティンにある弾薬庫を破壊したと発表した。

極超音速ミサイルは音速の5倍(マッハ5)以上の速さで飛ぶ。高く飛んでから落ちてくる弾道ミサイルと比べて軌道がはるかに低く、操縦性も備えるなど、探知や迎撃が難しいのが特徴だ。

中国やロシアが開発を進めていることから、米国防総省も極超音速兵器の開発を最優先課題と位置付けてきた。

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