チェルシー、悲願のクラブW杯初優勝!

 FIFAクラブワールドカップ2021・決勝戦が12日に行われ、チェルシー(イングランド/ヨーロッパ王者)とパルメイラス(ブラジル/南米王者)が対戦した。

 チェルシーは準決勝からスターティングメンバーを4名交代。ゴールキーパーがケパ・アリサバラガからエドゥアール・メンディに代わり、エンゴロ・カンテ、ハドソン・オドイ、メイソン・マウントが先発メンバーに入った。パルメイラスは、準決勝で得点を挙げたドゥドゥやハファエウ・ヴェイガといった選手が先発起用された。

 試合は55分、チェルシーが先制する。マテオ・コヴァチッチのパスを受けたハドソン・オドイが、左サイドからクロスを供給。ゴール前に上がっていたロメル・ルカクは相手選手に競り勝ち、頭で押し込んだ。ルカクの2試合連続ゴールにより、チェルシーが先制に成功した。

 すると62分、エリア内でチェルシーDFチアゴ・シウヴァの腕にボールが当たる。VAR判定の結果、パルメイラスにPKが与えられる。PKのキッカーを務めたハファエウ・ヴェイガは落ち着いてゴール右に決め、パルメイラスが同点に追いついた。

 その後スコアは動かず、90分では決着が付かず延長戦に突入する。98分、チェルシーはティモ・ヴェルナーがエリア左からゴール前に折り返すと、クリスチャン・プリシッチが合わせる。しかし惜しくもクロスバーに弾かれる。

 チェルシーは113分、セサル・アスピリクエタがエリア内でシュートを放つと、パルメイラスDFルアン・ガルシアの腕に当たる。VAR判定の結果、今度はチェルシーがPKを獲得。PKキッカーのカイ・ハフェルツは左にネットを揺らし、チェルシーが勝ち越しに成功する。

 そのまま試合は終了して、チェルシーが2-1でパルメイラスに勝利。2012年大会以来のクラブワールドカップ参戦となったチェルシーが悲願の初優勝を果たした。

【スコア】

チェルシー 2-1 パルメイラス

【得点者】

1-0 55分 ロメル・ルカク(チェルシー)

1-1 64分 ハファエウ・ヴェイガ/PK(パルメイラス)

2-1 116分 カイ・ハフェルツ/PK(チェルシー)

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