小林陵侑がスキージャンプ24年ぶり金メダル

 北京冬季五輪第3日・ジャンプ男子個人ノーマルヒル決勝(6日、張家口国家スキージャンプセンター、ヒルサイズ=HS106メートル)エースの小林陵侑(25)=土屋ホーム=は275点で今大会日本勢1号となる金メダルを獲得した。日本ジャンプ界では1998年長野五輪ラージヒル(LH)の船木和喜以来、24年ぶりとなる個人での金メダルとなった。

 北京で小林陵が飛んだ。追い風でも強かった。1回目に104・5メートルの大ジャンプで145・4点をマークし、トップに躍り出た。2回目は99・5メートルで129・6点でまとめた。

 北京五輪は多くの選手が、ぶっつけ本番になる異例の戦いだった。決戦の舞台となる張家口のジャンプ台は北京から北西に約150キロで、万里の長城にほど近い場所にある。昨年12月にランクの低い選手が参加する下部大会が開催されたが、本番のジャンプ台を体験できるテスト大会がコロナの影響で中止に。W杯を転戦する小林陵も経験していないジャンプ台だったが、2回目の着地を決めると、勝利を確信するようにガッツポーズした。

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